パチンコの勝率の計算方法を解説
上の写真は、パチンコ店にあるホールコンピュータのものです。
様々なデータがタイムリーにそして蓄積されていきますが、この中に「勝率」という要素はございません。
理由は分類上ギャンブルというものは、「勝つ確率や回数」が重要ではなくて「期待値」が重要だからです。
例えば、
A:1000円を5回勝つ
B:4回1万円負けて、5回目に10万円勝つ
この2つの事例を比べてみます。勝率についてはAは100%で、Bは20%です。
しかし総合の金額から言うと、Aは5千円プラスでBは6万円プラスです。
開催者で胴元であるパチンコ店にとって、どちらが倒せない天敵となりうるのか。
省略して答えを先に言うと「これだけでは判断できません」。
パチンコ店の黒字になる経営にとって重要なのは一般に云われる胴元の計算上の「回収率」の大小です。
AやBだと投資金額が記載されてないので、回収率が簡単な曖昧なデータでは優劣が分かりません。
理論上の回収率が良い場合ほどパチンコ店は利益面で痛手を被り、すなわちパチンコ・パチスロで勝ち続けるのに重要な要素です。
パチンコの還元率と勝率の相違がある
パチンコ店の還元率は月平均で75%〜90%くらいです。数分で1万円投資すると、だいたい千円〜2千円は負けるようになっています。
通算の勝率はというと1日単位でいうと正確な計算ではないですが約44%です。
「よし今日は気晴らしにパチンコに行こう!」と突然思った時に、勝ち負け約半々だと冷静に考えてください。
アバウトな誤差のある勝率だとここまでしか分かりませんが、分かりやすい還元率で正確にマイクロソフトのエクセルで正確に計算すると
「よし今日は憂さ晴らしに近所のパチンコに行って何も考えずに3万円使おう!」と思った時に、約6千円負けるのが平均でこれが期待値になります。
もっと負けているように思われるネガティブな常連の方が多いのではないでしょうか。
パチンコ・パチスロはだいたい平均でいうと、1台1日4千円稼ぐ安定した店側の貯金箱だということです。
予想以上に甘い台もあり、波が辛い台も1日単位で見ればあります。月トータルで見ても、店の意図で甘い機種・辛い機種を調整して作っておきます。
こういう実践の状況で勝率という要素は意味をなさなく、手元に残る還元率がとても重要であることを覚えておいてください。
パチンコの釘・パチスロの設定は、この還元率を日々手動で調整する為にあるものです。
より甘い釘・より高設定の遊戯台を掴むことで還元率を一気に高めることができます。
還元率100%以上の台は、ほとんどない
1日遊技して店側が赤字になるように調整してあるデジタルの台は、ほとんどありません。
朝の新聞にチラシを捲いたイベント日に少しある程度でしょう。
多くの場合の金額的な勝ちというのは、他のお客様の負け分を誰かが回収したという形であって、店側が赤字の台を用意した訳ではありません。
特にパチンコの場合は当てはまります。
パチンコという結果が見えないギャンブルは店が真剣に闘う敵ではなく、不特定多数のお客様同志で一定のお金を弱肉強食で奪い合うものです。
還元率は一定ですから、後はその中での決められた大きさのパイの奪い合いになります。
その中で勝率を上げるのが重要ではなく、自分のスキル・知識を上げることで還元率を高めることです。
釘を見る・回転数を正確に計る・ランプ4つで止め打ちをする・曜日選び・機種選び・機種の知識・潜伏確変の見方・イベントの癖等いくらでもあると思います。
しかし、実をいうと還元率100%を超えるつまり勝ち越すのはとても難しいことになります。
何故なら元々赤字にしておいている遊戯台を故意に用意しないからです。
それではどうやれば、パチンコ・パチスロで継続的に運よく勝ち越せれるかになります。
ホールの客層が重要です
先ほども言った通り、ライバルは他のお客様です。
そのパチンコ店にいる客層が高年齢層であったり、あまりパチンコの知識に詳しくない方が多かったりすると勝ちやすくなります。
台と自分の1対1の勝負ではなく、周囲の人間との勝負なのです。
店選びでまず客層の性別をチェックすることが大事です。女性・高年齢層が多い店ほど狙い目になるでしょう。